Green Bandanna
World Movements
ブラジル・アルゼンチン・コロンビア・・・
南米諸国ってどんなイメージ??
陽気?治安悪そう?海が綺麗?
ちょうど日本の真裏に位置する南米大陸、なんだか遠くに感じてしまう
けど、そんなことない。
南米の女性の願いと、日本の女性の願いは、同じ
南米の女性が持つべき人権と、日本の女性が持つべき人権は、同じ
そうおもうと、南米が遠くに感じない。
自然豊かな国、チリから周辺の南米諸国へ、そしてEU圏へ広がっているムーヴメントを紹介!
まずは、ムーヴメントの様子を見てほしい。
すごくエネルギッシュで、彼女たちは、ツヨク美しい。
画面越しでも、この場の勢いと、彼女たちの思いの強さが伝わってくる。
National Campaign for the right of Abortion LEGAL, SAFE AND FREE.
中絶の合法と、安全かつ無料の中絶の権利を求めるムーヴメント
ムーヴメントの広まりの背景
このムーヴメントが始まったチリは
かつて人工妊娠中絶を全面的に禁止している数少ない国の一つでした。
チリの厳格な中絶禁止法は、いかなる場合であっても中絶は禁じられ、違反した場合は最大5年の禁錮刑が科せられていました。
2015年1月、チリ初の女性大統領であるミチェル・バチェレ大統領は
強かんや近親相かんによる妊娠の場合
母体の生命に危険が及ぶ場合
胎児が生存不可能な場合
の3つの場合には中絶を認めるとする法案を議会に提出しました。
バチュレ大統領は小児科医であり、2011年に発足した国連女性機関(UN Women)の初代事務局長を務めていました。中絶禁止法の緩和は、大統領が長年掲げてきた公約で、2018年3月の任期満了前の施行を目指して取り組んでいました。
その結果、3つの場合には中絶を認める法案が可決され、
一定の要件に当てはまる場合のみ、中絶が認められることになりました。
これは、チリの厳格な中絶禁止法の改正に向けて共に闘ってきた、女性たちの勝利です。
しかし、
中絶が条件付きで認められたとしても、その条件を満たす必要がある。
レイプによる妊娠であると、証明することが難しい
高額な費用が必要
つまり、中絶を行うためのハードルが高く、中絶が行えない女性が多くいる。
そして
彼女たち自身で、中絶を行う。
医療技術もないが、お腹を切り、中絶を自分でする以外の方法が、彼女たちにはないから。するしかないから。
そのような危険な中絶によって、命を落としてしまう女性がいる。
その数は、少なくない、むしろ多い。
病院で中絶を行うことで、
彼女たちの命は救えた。彼女たちの人生は、彼女たちで決めることができた。
そのため、現在、女性たちは戦っている。
「National campaign for the right of Abortion LEGAL , SAFE and FREE」
安全な中絶が受けられること
無料で中絶が受けられること
中絶が完全合法されること
これらを求めて戦っている。
ムーヴメントに参加する際、グリーンのバンダナを身につける。
グリーンバンダナには、避妊・安全な中絶を願う思いが込められている。
写真のグリーンバンダナの英語訳と日本語訳
「National Campaign for the right of Abortion LEGAL, SAFE AND FREE.」
「 Sexual Education for choose, contraceptives to avoid abortion, Legal abortion you avoid dying.」
「中絶の合法と、安全かつ無料の中絶の権利を求める全国的な運動」
「避妊のための選択や避妊薬・避妊方法の教育、安全な中絶の合法化」
現在、シェアハウスで一緒に住む、アルゼンチンガールちゃんに、実物を見せてもらえ、実演してもらいました。
[THE GUARDIAN.2019/12/6]では、このムーヴメントについて、次のように取り上げられている。
「A Chilean protest song about rape culture and victim shaming has become a viral anthem for feminists around the world.」
「レイプ文化と被害者の恥ずかしさについてのチリの抗議歌は、世界中のフェミニストのための、拡散力のある賛歌になりました。」
彼女たちの勢いに、世界中の多くの女性が立ち上がった。
そして、実は日本でもこのムーヴメントが行われた。
南米にて活動を行う、アクティビスト・起業家の山本和奈さんの発案だそう。
昨年2019年に東京で行われ、残念ながらあたしは、ニュージーランドにいたため参加できなかったです。
日本では、ムーヴメントが身近に感じる機会が少なく、世界的に広がっているこのようなムーヴメントの情報でさえ得づらい。
ムーヴメントに、参加しなくとも、このようなムーヴメントがあることを知り、その背景を正しく理解することは、あなたが、あなた自身について考える機会をもたらす。
このムーヴメントが世界的に広がっている背景には
世界中の女性が同じ苦しみをもっているから。
世界中の女性が同じ思いでいるから。
世界中のすべての女性が、自身の身体と人生を女性自身で決めることができるように・・・
Abiee
#Sexuality#Gender#性#Feminism#Women Power#Chile#Argentine#Columbia
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